Child Orthodontics
お子さまの歯並びが気になる方へ
子どもの歯と大人の歯が混在する時期には、歯並びに関する悩みが絶えません。一見すると出っ歯やすきっ歯、乱ぐい歯に見えるけれど、このまま放置していて良いものなのか。永久歯への生え変わりが遅れているようだけれど歯並びに影響はないのか。そんなお子さまの歯並び・噛み合わせに気になる点があれば、まずはお気軽にやました歯科・矯正歯科までご相談ください。
こんな症状はありませんか?
☑乳歯列の段階ですき間がない
☑歯列弓がV字型になっている
☑4歳を過ぎても指しゃぶりを続けている
☑上の前歯や顎が前に出ている
☑下の前歯や顎が前に出ている
☑顔が左右で非対称になっている
☑口を閉じることができない(お口ぽかん)
☑舌足らずなしゃべり方がなおない
この中でひとつでも当てはまる症状が認められる場合は、歯並びや噛み合わせ、骨格などに何らかの異常があるかもしれません。気軽に当院までご相談ください。
子どもの矯正の時期について
子どもの矯正治療は、時期によって2つに大きく分けられます。それは第一期治療と第二期治療の2つです。それぞれ対象となる年齢と矯正に期待できる効果が異なります。
第一期治療(5~12歳くらい)
第一期治療は、5から12歳くらいの子どもが対象となる矯正治療です。初期治療とも呼ばれるもので、顎の発育を正常に促すことが主な目的となります。具体的には、さまざまな装置を使って、顎の骨の幅や長さ、上下のバランスを正常化します。その結果、親知らずを除く28本の永久歯をきれいに並べるための土台が完成します。この治療は、乳歯と永久歯が混在する時期に有効であるため、5~12歳くらいが対象となっているのです。
第二期治療(12歳以降)
第二期治療は、永久歯列が完成してから行われるもので、一般的には12歳以降が対象となります。マルチブラケット装置やマウスピース矯正型矯正装置を使って、1歯1歯を細かく整えていきます。第一期治療につづく仕上げの段階が第二期治療なので、本格矯正と呼ばれることもあり、大人になってからでも受けることが可能です。
子どもの頃に矯正を受けるメリット
骨格的な問題を解決できる | 顎の骨が成長する力を利用することで、骨格的な問題を手術なしに解決できます。 |
抜歯の必要性が低くなる | 第一期治療でしっかりとした土台を作れば、十分なスペースが確保されるため、抜歯の必要性が低下します。 |
虫歯や歯周病のリスクが減る | きれいに整った歯並びはブラッシングしやすく、歯垢や歯石がたまりにくいです。細菌の繁殖も抑えられるため、虫歯や歯周病のリスクを減らせます。 |
矯正の費用が安くなる | 成人矯正のみを行った場合と比較すると、歯並びの治療にかかる費用が安くなりやすいです。 |
小児矯正で使用する装置
拡大床(かくだいしょう)
拡大床は、プラスチック製のプレートと金属製のワイヤー、中央部分に拡大用のネジが配置された装置です。入れ歯のような見た目をしていて、お子さま自身で着脱できます。その名の通り顎の幅や長さを拡大するのが主な作用で、強い痛みを伴うことはほとんどありません。
機能的マウスピース型矯正 プレオルソ
子どもの矯正では、プレオルソというマウスピースタイプの装置を使用します。これらは口呼吸や舌の突き出し、指しゃぶりなどを改善して、口腔周囲の筋肉や舌の位置を正常化させるために装着する装置です。既製品を調整して使用するため、費用が比較的安く、矯正もスムーズに始められます。自宅にいる時だけ装着すれば良いので、お子さまの心身にかかる負担も最小限に抑えられます。
インビザラインファースト
成長期のお子様向けの、取り外し可能なマウスピース型矯正装置「インビザライン ファースト」なら、お子様の将来の美しい笑顔と健康な歯を守りながら、矯正治療を進めることができます。透明なマウスピースなので、周りの人に気づかれにくく、お子様の心理的な負担を軽減します。食事や歯磨き、スポーツの時は、マウスピースを外せるので、矯正中の生活も快適です。従来のワイヤー矯正に比べて、痛みも少なく、お子様も安心して治療に取り組めます。
さらに、適切な時期に矯正治療を行うことで、歯並びだけでなく、顔の成長にも良い影響を与える可能性があります。
マルチブラケット装置
歯の表面にブラケットを設置して、歯列全体をワイヤーで固定する装置です。歯の位置や傾き、噛み合わせの異常を細かく整えることができます。子どもの矯正では主に第二期治療で用いられます。